〜勉強もバイトも、そしてちょっとした旅行も〜
医学部というと、毎日朝から晩まで勉強している…というイメージを持たれる方も多いと思います。
たしかに勉強量は多いです。でも、実際の学生生活は「勉強だけ」ではありません。
授業に、実習に、サークルに、バイトに、旅行。
想像以上に、医学生たちは“時間の使い方のプロ”なんです。
1〜2年生:基礎を固める時期
入学して最初の2年間は、主に基礎医学を学びます。
生物・化学・解剖・生理学など、高校の延長のように感じるかもしれませんが、内容はぐっと専門的になります。
最初は「覚えることが多すぎる!」と戸惑う学生も多いですが、仲間と一緒に助け合いながら乗り越えていくうちに、次第に“医学生の顔”になっていきます。
実習で初めて白衣を着たときの姿は、親としても胸が熱くなる瞬間です。
3〜4年生:臨床へ向けた準備
この頃になると、学びはより実践的になります。
人体の構造や病気の仕組みを深く学び、「病気を診る」という視点が少しずつ身についてきます。
「CBT(総合試験)」や「OSCE(臨床実習前試験)」という大きな壁もありますが、これを乗り越えると、いよいよ病院での実習が始まります。
5〜6年生:臨床実習と国家試験
病院に出て実際の患者さんと接する臨床実習では、教科書では学べないことばかり。
担当の先生の後ろをついて回り、血圧を測ったり、患者さんと会話をしたりしながら、「医師とは何か」を肌で感じる時期です。
6年生の後半には国家試験に向けての猛勉強が続きます。
友達と励まし合いながら夜遅くまで図書館に残る姿は、もう立派な未来のドクターです。
塾講師のバイトで教える側に
多くの医学生がやっているのが、塾や家庭教師のアルバイト。
「受験を乗り越えてきた経験を生かしたい」と思う学生が多く、
中高生に勉強を教えることで、改めて自分の基礎知識を整理できるというメリットもあります。
「教えるって、こんなに難しいんだなぁ」と感じながらも、
生徒が「わかった!」と笑顔を見せてくれる瞬間が嬉しくて、
忙しい中でも続けている学生が多いようです。
うちの子も癒されるといって1年生の6月から個別指導塾で教えています。
サークル・部活も意外と活発!
医学部には運動部も文化部もたくさんあります。
先輩・後輩の縦のつながりが強いのも特徴で、国家試験の勉強法を教えてもらったり、病院実習のアドバイスを受けたり。
人との出会いが、医学生生活を豊かにしてくれます。
特に、同じ目標を持つ仲間との絆は強く、一生の友人ができることも多いです。
まとめ
医学部生活は「努力と充実」がぎゅっと詰まった6年間です。
勉強だけでなく、人としての成長や出会いもたくさん。
たとえ忙しくても、毎日を一生懸命生きる姿は、きっと親にとっても大きな励ましになるはずです。

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